『儒教とは何か』 加地伸行
『儒教とは何か』
著者:加地伸行
発行:中公新書 /1990年10月
著者は1936年生まれ。中国哲学史専攻。「二畳庵主人」名義での著作あり。
はじめに―葬式と儒教と
序章 儒教における死
一 <女の姓を返す>儒教
二 仏教における死
三 中国人の現世観
四 儒教における死
第一章 儒教の宗教性
一 <儒教の礼教性>批判の無力
二 宗教の定義
三 儒教の宗教性
第二章 儒教文化圏
一 いまなぜ儒教なのか
二 儒教文化圏の意味
第三章 儒教の成立
一 原儒―そして原始儒家
二 孔子の登場
三 孔子の自覚
四 孔子の孝と礼制と
五 儒教の成立
六 詩書礼楽
七 学校と官僚層の教養と
八 道徳と法と
第四章 経学の時代(上)
一 国家と共同体と
二 原始儒家思想から経学へ
三 『孝経』
四 春秋学
五 礼教性と宗教性との二重構造
六 経学と緯学と
第五章 経学の時代(下)
二 選挙―推挙から科挙へ
三 朱子学
終章 儒教と現代と
一 現代における儒教
三 儒教と教育と―そして自然科学的思考の基盤
四 儒教と政治意識と
五 儒教と経済観と
六 日本における儒教
附録『家礼図』略説
あとがき